奈良時代に成立した『日本書紀』、「令義解」には、それぞれ「白癩(びゃくらい・しらはたけ)」という言葉が出ており、現在のハンセン病ではないかとされている。「令義解」には「悪疾所謂白癩、此病有虫食五臓。或眉睫堕落或鼻柱崩壊、或語声嘶変或支節解落也、亦能注染於傍人。故不可与人同床也。」と極めて具体的な症状が書かれており、これが解釈の根拠になっている。この解釈が正しいとすると、この記述が世界最古の感染病説であることになる。ただしハンセン病以外の皮膚病を含んでいる可能性も指摘されている。
鎌倉時代になると、漢語由来の「癩」(らい)、「癩病」、「らい病」が使われるようになった。
江戸時代になるとやまとことばで、乞食を意味する「かったい(かたい)」という言葉も使用されるようになった。この言葉は、一般には江戸時代まで使われたが、第二次世界大戦後まで使用された地域もあった。方言としては「ドス」、「ナリ」、「クサレ」、「ヤブ」、「クンキャ」などの蔑称も使用された。
昭和時代に入ると、ドイツ語またはラテン語である「lepra」(レプラ)の言い換え語として、カタカナ表記のレプラ という言葉も使用された。「レプラ」は島木健作や織田作之助の作品などに散見される。また、日本癩学会が発行する機関誌名にも使用された。
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